「産業用ロボットを導入したい。色々活用させたい・・・でもどうすれば良いの?」とお考えの方にご覧に頂きたい情報です。
産業用ロボットは「半完成品」と呼ばれることが多く、ロボットだけでは自動化の目的を達成できず、ハンド・ツール・エンドエフェクタと呼ばれるロボットの先端に仕事を行う道具(以下ハンド)を取り付けることで目的を達成します。
もし、ロボットが人間のようにハンドを持ち替えることができれば、ロボットは1台でさまざまな仕事ができるようになります(ロボットの汎用化)。
そこで、登場するのが「ロボットハンドチェンジャー」です。
ハンドチェンジャーは、ロボットの手首(先端)に取り付くハンド、ツールやエンドエフェクターを自動または手動で「交換」できる製品です。ツールチェンジャー、ATC(エーティーシー)などと呼ばれることもあります。
1台のロボットで行うことができる作業は基本ひとつです。複数の作業を行おうとすると、ハンドを都度交換する必要があります。この交換作業を人手で行っていては時間がかかり、ヒューマンエラーの原因となります。
チェンジャーを使用すれば、ロボット自身でハンドを自動交換、または、人手によるワンタッチ交換を行うことが出来ます。
ハンド、ツールやエンドエフェクターを普段交換する必要のないロボットにも、チェンジャーを搭載することでメンテナンスや微調整での取り外しが簡単になり便利です。また、研究開発や学校での実験用途に使うロボットのハンドを交換することで簡単にロボットをシェアし、様々な実験が行えます。
株式会社コスメック(本社:神戸市)は、様々な機械の自動化に携わる製品を製造・販売しており、主要なすべての自動車メーカー様に採用されるなど多くの実績があります。コスメックのチェンジャーは、設備停止・チョコ停が許されない生産設備において、ミクロン台を要求される高精度機械加工用途に使用される製品をベースに開発した商品(ロボットハンドチェンジャー model SWR)です。
「チョコ停を起こさせない」ために開発したコスメックのハンドチェンジャーは、他メーカーと差別化する、可動テーパスリーブを用いた独自の構造を採用。
など、他メーカーに無い多くの機能を備えています。
model SWRは、0.5kg可搬~360kg可搬まで対応するチェンジャーをシリーズ化。
最新製品は協働ロボットに最適な手動でハンド交換するマニュアルハンドチェンジャー(model SXR)もシリーズ化しています。現在でも、お客様の意見をもとにさらなる開発に取り組んでいます。
人と一緒に働く協働ロボットは昨今多くの注目を集めています。人にかわる作業をさせたい協働ロボットは、1つのことだけでなく、より多くのことをさせたくなるロボットといえます。そこで、コスメックではいち早く協働ロボットに最適なハンドチェンジャーのシリーズ化を行いました。
協働ロボットには、専門的な知識・技術を有した人材が操作する必要がある自動動作するハンドチェンジャーではなく、「だれでも、簡単に操作できる」マニュアルハンドチェンジャー(model SXR)がオススメです。人の手で簡単にハンド・ツールを交換を行うことができる、協働ロボットに最適なハンドチェンジャーです。