ダイリフタを交換した日から、金型を楽々位置決め
お困りごと
A社殿では、ローラタイプのダイリフタを採用しているが、横方向に金型を動かしがたく
位置決めに苦労している。
ご提案
ボールタイプのダイリフタである油圧式フリーローラリフタをご提案。
360°フレキシブルに動かせるため、金型の位置決めが容易に。
インタビュー:導入効果を聞く
ダイリフタには、2種類の方式がある
ダイリフタを入れ換えたそうですね?
はい、弊社では、ローラタイプのダイリフタを使用していたのですが、
位置決めに苦労する問題点がありました。
ローラタイプは直進性があるのですが、金型を横方向に動かすのが
難しく、位置決めの微調整に苦労していました。
そこで、フリーローラリフタの採用にいたったのですね。
はい、フリーローラリフタは、ボールタイプのダイリフタで、
360°フレキシブルに動かすことができます。
なるほど、金型を位置決めピンまで、
軽い力で誘導することができるようになったのですね。
そうですね。金型位置の微調整も軽い力で出来ると、
作業者からも好評です。
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金型をボルスタ奥まで、
搬入します。 -
金型が位置決めピンに
当たってから、横方向へ
スライドさせます。 -
金型が位置決めピンに
はまりました。
位置決め完了です。
ダイリフタの入れ換えは、思っていたより簡単だった
ダイリフタだけ入れ換えることに、抵抗はありませんでしたか?
そうですね。ローラタイプでも金型交換は出来ていたので、
迷ったのですが、現場から強い要望を受けまして。
ただ、思っていた以上に交換は簡単でした。同じサイズの
ダイリフタを入れ換えて油圧ホースを差し換えるだけです。
できます。後は、油圧ホースを差し換えるだけで交換完了です。
ダイリフタを選定する上で大切なこと
ただし、どんな場合でもボールタイプが良いとは思いません。
何故、そう思われるのでしょうか?
ボールタイプは、金型との接触面が点当たりになるため、
超大型の金型には向きません。
また、金型がブレてほしくなくて、
ローラタイプの直進性が必要なケースもあるでしょう。
なるほど、プレスと金型の条件に併せて、
より合ったダイリフタを選定することが大切なんですね。
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【特長】
ボールタイプは、
軽い力で金型の位置決めが容易になります。 -
【特長】
ローラタイプは、
直進性があり、金型がブレません。
効果の確認
・ダイリフタをローラタイプから、ボールタイプに交換したことにより、
金型の位置決めが容易になった。
交換は、同じサイズのダイリフタを入れ換えて、油圧ホースを差し換えるだけ。
A社殿 導入設備
【使用プレスマシン】
プレスマシン:SDE1522iⅢ (アマダ製)
マシン能力:150 ton
【導入ダイリフタ】
<交換前ダイリフタ>
油圧浮上式ダイリフタ(ローラタイプ)
形式:RA0280-720
<交換後ダイリフタ>
油圧式フリーローラリフタ(ボールタイプ)
形式:RQA0280-720
ダイリフタ全長:720 mm
適用溝巾:28 mm
事例動画
※ 上記のA社殿事例と本動画は、別事例となります。